Googleで上位ならAIにも引用される?韓国語の質問で測った違い
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Googleで上位に表示されても、AIに読まれ、引用されるとは限りません。韓国語のGEO関連質問40件では、ChatGPTが読んだ951ドメインのうち、Google上位30件のドメイン群と重なったのは90でした。企業のAI上での見え方は、検索順位とは別に確かめる必要があります。
2026年8月17日時点の自社計測。関連業種の比較は8月15日、後述する地域型の皮膚科推薦の比較は8月14日の測定です。いずれも韓国市場で韓国語の質問を使った結果です。
AIが読むサイトとGoogle上位はどれほど違った?
GEO関連質問40件で、ChatGPTが読んだドメインとGoogle上位30件に出たドメインを比較しました。Google側は271ドメインあり、共通したのは90でした。Google側の181ドメインは、この比較でChatGPTに読まれませんでした。
ブログやソーシャルプラットフォームには、Googleで上位に出ても読まれない例がありました。一方、多く読まれたサイトには、業界団体や公的な開示システム、研究アーカイブなどが含まれていました。
最も多く読まれた20サイトのうち、9サイトはGoogle上位30件の集合に入っていませんでした。検索結果の掲載順位だけを見ても、AIが参照する候補の全体像は分かりません。
読まれたサイトは、そのまま引用される?
読まれることと、回答の出典として引用されることは別です。この測定では、業界団体のサイトが135回読まれても、引用は0回だった例がありました。閲覧の多さだけで、回答への登場を判断することもできません。
企業が知りたいのは、自社の情報がどこかで読まれたかだけではないはずです。検討中の顧客にどのような会社として説明されるか、回答に自社名が出るか、出典として扱われるか。それぞれ異なる結果です。
検索順位の報告とAIでの掲載状況を同じ指標として扱うと、この違いが見えなくなります。SEOの成果を確認しながら、AI回答での扱われ方も別に見る方が、施策の目的を整理できます。
ChatGPTとGeminiでも引用元は違う?
韓国語の地域型皮膚科推薦の質問48件を使った別の比較では、引用元とGoogle上位の関係がサービスによって違いました。ChatGPTの引用ドメインの80.0%はGoogle上位30件の外にありました。Geminiでは42.1%でした。
これは地域の皮膚科を推薦する、商業的な質問に限った結果です。情報収集の質問や、ほかの業種でも同じ割合になるとは扱えません。ただし、この範囲でも「Google上位ならAIが引用する」という説明だけでは、サービス間の違いを説明できません。
GEO、LLMO、AIOの提案を受ける際も、どのAIで、どのような顧客の質問に対する見え方を扱うのかが判断材料になります。「AIでの露出」という言葉だけでは、期待する結果を共有しにくくなります。
日本企業は、この結果をどう受け止めればよい?
日本市場に持ち帰れるのは、韓国で出た割合そのものではなく、検索順位だけでAIでの見え方を推定しないという判断です。日本語の質問でも同じ数値になるとは、このデータから言えません。言語や市場が変わった際の結果は、別に確かめる対象です。
日本でGoogle検索から集客できている企業にも、AI回答で自社がどう説明されるかという課題は残ります。検索で選ばれるページと、AIが回答に使う情報源が一致しているとは限らないからです。
逆に、Googleで上位にいない企業が、この結果だけでAIに引用されやすいと期待するのも早計です。測定が示すのは情報源の違いであり、特定の企業が選ばれる条件ではありません。
企業の施策や報告では何を分けて考える?
検索経由の集客を目的とした仕事は、その目的で評価します。AI回答での企業の説明や引用を目的とする仕事は、実際の回答とのつながりで評価します。同じコンテンツ施策でも、示すべき成果は変わります。
業界団体や研究アーカイブが読まれたという結果も、そこへの掲載を増やせば自社が引用されるという意味ではありません。今回のデータは、そのような因果関係を示していません。情報源の種類と、自社への効果を混同しないことが予算判断につながります。
社内の報告でも、「Googleでの掲載順位」と「AI回答での扱われ方」を分けると、未確認の部分が明確になります。検索で成果が出ていることを、AIでも成果が出ている根拠に置き換えず、自社の顧客が接する回答を確認することが出発点です。
よくある質問(FAQ)
Q. SEOへの投資をやめるべきですか?
この測定は、SEOへの投資をやめる根拠にはなりません。Googleでの掲載順位だけでは、AIが何を読み、何を引用するかを説明しきれないという結果です。目的に応じて成果を分けて評価します。
Q. 日本でも同じ割合でGoogle上位と重なりませんか?
日本で同じ割合になるかは、この測定では分かりません。対象は韓国市場の韓国語の質問です。日本の顧客が使う質問に対する結果は、別に確かめる必要があります。
Q. AIに読まれれば、会社名も回答に出ますか?
読まれたことだけでは判断できません。今回も、多く読まれて引用されなかった情報源がありました。閲覧と引用、会社についての説明は分けて確認する対象です。
AI回答が自社をどう説明しているか確かめたい方は、Intrixへご相談ください。